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当期(17年6月1日~18年3月31日)は、売上高369億8,100万円(前期比15.0%減)、営業利益16億7,200万円(同7.2%増)、経常利益13億6,200万円(同8.7%増)、当期純利益8億3,200万円(同3.6%増)。主力のリノヴェックスマンションの在庫が低水準で推移し販売が伸びず減収。利益面については、その他不動産事業における1棟ものの商業ビルの売却等が利益伸長に大きく寄与し、増益となった。
20年5月期の重点方針について、同社代表取締役の山本卓也氏は「事業ポートフォリオの多様化を推進し、収益の安定化と成長の両立を目指す」と述べ、リノベーション事業分野の収益拡充と、不動産ソリューション分野の事業構造の確立と成長に注力する。リノベーション事業分野のリノヴェックスマンション事業では、地方主要都市の牽引により取引件数を伸ばしていく。リノベーション内装事業では、需要が高い法人向けの拡充と個人向けの開拓に取り組む。不動産ソリューション分野のアセットシェアリング事業は、特色ある物件の組成と販売チャネルを確立。リースバック事業では、直取引と企業連携によりコンスタントな物件取得を推進する。
また、新事業としてクラウドファンディング事業に参入する。今年5月、ファンド組成を行なうための子会社(株)Intellex Fundingを設立。(株)クラウドポートとの業務提携により、同社のオンラインマーケット「Funds」を介して、リースバック商品「安住売却」を出資対象とするファンド(組成額1億円)を完売している。
匿名組合出資型クラウドファンディング「X-Crowd」サービスも上期中に展開する。WEBサイトを通じ、同社が保有する不動産への投資機会を提供していく。将来的には、外部企業との提携を前提としたプラットフォームの展開を検討しているとした。
次期は、リノヴェックスマンション販売件数の増加を計画しており、売上高は前期比14.1%増を予想。利益については、人員増、新事業への先行開発投資等による販管費14.1%増を見込み、減益を予想している。売上高421億8,200万円、営業利益11億6,400万円、経常利益7億4,100万円、当期純利益5億円を見込む。