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高架下利用の複合施設が起爆剤になるか、京急線蒲田駅周辺に注目
羽田、成田直結、都心の裏銀座線ともいうべき都営浅草線と乗入れと、目立たないものの利便性の高い京急沿線は穴場狙いなら目をつけておきたい沿線だが、そのうちでも今後、注目しておきたいのが蒲田駅周辺だ。
その理由は2019年4月にオープンした高架下を利用したものづくり複合施設。京急線では2017年に京急蒲田駅付近連続立体交差事業が完了した。それによって新たに高架下が生まれたわけだが、そのうち、京急大森町~梅屋敷間の約2283㎡を同線ではこれまでにない使い方で活用している。それが「梅森プラットフォーム」である。高架下に用意された建物は鉄骨造の8棟。うち、1棟は地上2階建てて、あとは平屋建。ここにインキュベーション施設、工場、店舗などが入る。現在入居しているのは最も駅に近い区画にベーカリーカフェ、駐輪場を挟んで不動産企画・運営などを行う仙六屋、東京都認定のインキュベーション施設KOCA(コーカ)、産業用純水装置の製造及び販売などを行うトップウォーターシステムズの工場など。
中でも注目したいのは4棟の建物からなるインキュベーション施設KOCA。ここにはレーザーカッターや3Dプリンタ、カッティングマシンその他を備えた工房、広さの異なる5部屋のスタジオ、6室のオフィスにコワーキングスペースがあり、この地域に多い町工場と増えてきているクリエイターとの協業を生む場として期待されているのである。
蒲田周辺を含め、大田区は京浜工業地帯の一画としてモノ作りの古い伝統のある地域。今では3000社ほどというが、かつては1万社以上のまち工場が集中しており、東京屈指のものづくりのまちである。